ココロの皮むき

産業カウンセラーが学んできたことを書くブログ

【傾聴力アップ】鎌田實さんが説く「良いコミュニケーション」に必要不可欠なものとは?

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こんにちは。どいつよしです。

先日、ある情報誌に医師で作家の鎌田實さんのインタビューが載ってありました。

鎌田さんといえば、諏訪中央病院の院長時代に、患者さんやそのご家族の気持ちやニーズに寄り添った病院経営を行い、赤字だった同院を再生させる一方で、

『がんばらない』や『あきらめない』といった、読む人を癒やし、元気づける著書を多数世に送り出して来られたスーパードクターとして有名です。

その鎌田さんが、インタビューの中で「良いコミュニケーションに不可欠なもの」として挙げているものがありました。

それは、、、

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しっかり聴いて受け止めること。

です。
 

聴くことで患者さんの人生が変わる!?

鎌田さんは、終末期の患者さんに接する時、その人自身の人生を語ってもらうんだそうです。

その人が人生を語っておられる時、鎌田さんは、その人の隣に横並びで座り、同じ方向を見て、時には質問をしたりしながら話を聴いていくのだそうです。

鎌田さんはこのような話し手と聞き手の状態を「絶対的安心」と言われています。

そして、患者さんは、絶対的安心の中で振り返った過去を、自分の言葉で語っていくことができます。

そして、そのことを聴き役に同調してもらえることにより、自分の人生を肯定的に捉えら得るようになっていき、精神状態も穏やかになり、人に感謝をしながら最後を迎えられるようになるのだそうです。

このお話しを読んで、しっかり相手の話しを聴くことって本当に素晴らしいものなんだということを改めて感じました。
 

普段の生活の中でも使える!

鎌田さんのお話しは、医師と患者という関係で行われる「ライフビュー」というワークを例えにされていましたが、

こういった特別な場に限らず、「しっかり聴いて受け止める」ことは、普段の生活の中でもそれをすることによって、人間関係が良好になることへ導いていってくれるのではないでしょうか。
 
誰だって、自分のことをちゃんと聴いてもらうと嬉しいですよね。
 
その逆で、すぐに反論されたり、話をすり替えられたりすると、嫌な気持ちになります。

「しっかり聴いて受け止める」ことから良いコミュニケーションができる→良いコミュニケーションができるから良い人間関係へ発展する→良い人間関係であるから、さらに「しっかり聴いて受け止める」ようになり、もっと良いコミュニケーションができる→…。

という、ポジティブなスパイラルができていくとイメージすると、やらないという選択肢はないでしょう。

あなたが聴いてあげたおかげで、その人の人生が大きく変わって感謝されるということもあるかも!?
 

しっかり聴いて受け止めるには!?

しっかり聴いて受け止めるには、やっぱり、聴き役に徹する。だまって聴くくらいの心掛けからやってみると良いのではないかと思います。

そのうち、相手の話しについていけなくなってくる部分が出てくると、それに関して質問をしていく。大事なのは、聴いているフリをしないことですね。
 
あと、「受け止める」のは「受け容れる」と違います。全く同じ感情を抱く必要はありません。「あなたは、そう感じているんだね」と相手を認めてあげましょう。
 

聴き役のプロとしても心に留めておきたい言葉

このインタビューの中には、産業カウンセラーの有資格者として、相談業務従事者としてスルーできない言葉がありまして。。。それは、

人は語ることで癒やされます。だからこそ、しっかり耳を傾けてくれる「聴き役」の存在が重要です。

 

という言葉。

まさに、この「聴き役」として産業カウンセラーや、相談業務従事者がいるわけですよね。

この言葉は、「はたして僕は、相談者が語ることで癒やされるような聴く姿勢ができているのだろうか?」と、最近の対応を振り返るきっかけになりました。

また、「聴き役」として、相談者が語って癒やされるような場と雰囲気作りも、聴く姿勢と同じくらい大事だなと再認識しました。

経験 に基づく語りを促す座り方

鎌田さんが実践されている、話し手の隣に横並びで座る

という座り方は、話し手の経験を語ってもらう、ある体験からどのような気持ちを感じたのかを語ってもらう時に、とても有効なやり方だと思いました。

キャリアカウンセリングでは、経験を語ってもらう中で、その人のありたい姿や、強みなどを見出していくことが大事になってきますが、それにも使えそうです。
 

聴き役も話を聴いてもらおう!

このブログを書きながら、聴き役の人も、誰かに話を聴いてもらう習慣が必要だなと思いました。

聴き役の人が、心身ともに健康であるからこそ、話し手の語ることをしっかり聴けるわけですよね。

だから、聴き役の人も信頼のおける誰かに話を聴いてもらって、癒やしてもらうことが必要なのではないでしょうか。

こんなことを言ってる僕も、以前はなかなか誰かに話を聴いてもらうということができなくて、一人で抱え込んでしまうことが多かったです。

でも、そうなってしまうと、やっぱり話が聴けなくなっていくんですよね。

だから、今は、職場の同僚や先輩、産業カウンセラーの仲間といった、聴き役ができる人に聴いてもらったり、家族に「今から〇分だけ話すから、だまって聴いてね」と言ってから、話を聴いてもらうこともあります。

誰かに話を聴いてもらうのともらわないとでは、ずいぶん違います。

ちょっと、心にトゲが刺さったら、話を聴いてもらう。そういう習慣を作っておけると良いですね。

おわりに

今回、鎌田さんのインタビューを読んで、話をしっかり聴くということの大切さと、聴き役としての姿勢を省みることができました。

また、自分も誰かに話しを聴いてもらっているのかどうかの確認もできました。

改めて振り返っても、

「良いコミュニケーションに不可欠なのは、しっかり聴いて受け止めること。」

「人は語ることで癒やされる。そうなるためにはしっかり話に耳を傾けてくれる聴き役の存在が重要。」

という言葉がとても印象に残っています。

話し手にとっても聴き手にとっても、すごく大切な言葉。

この言葉を心に留めて、これからも話しを聴いていくようにしようと思います。

書籍紹介

鎌田實さんはほんとにたくさんの本を出版されています。その中から、僕が読んで元気をもらったものを紹介します。

どの本もとても読みやすく書かれていますので、読書が苦手な方でも読み進めることができると思いますよ!

やさしい表現で書かれる鎌田さんの文章を読み進めていくと、心がじんわりと元気になっていくことがわかります。

ぜひ、手にとってみてくださいね!

 

がんばらない (集英社文庫)

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人は一瞬で変われる

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あきらめない (集英社文庫)

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