ココロの皮むき

産業カウンセラーとキャリアコンサルタントの資格を取得してから心理学にどっぷりハマっている日々の忘備録。アドラーとかSFAとか受講したセミナーのこととか読んだ本のから得た気付きとか。とにかく心理学に繋がることなんでも忘れないように書いてます。

夢が叶ったらどうなるか!?日本人向けのミラクルクエスチョン発展型はドリカムQ!

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こんにちは。どいつよしです。
 
ここまで、2回連続でミラクルクエスチョンの発展型について書いてきています。
 
講座で学んだことをブログにするために、参考にした本があるのですが、その中に、ミラクルクエスチョンの発展型と言える問いかけを見つけました。
 
その問いかけとは・・・? 


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その名もドリーム・カム・トゥルー・クエスチョン!、略して「ドリカムQ」です。
 

ドリーム・カム・トゥルー・クエスチョンとは?

ドリカムと聞くと、日本を代表する音楽ユニットが思い浮かびますよね。それだけ、日本人にとって馴染みのある言葉だといえます。
 
このドリカムQは、音楽のドリカムとは直接関係があるわけではないのですが、偶然にも日本人に馴染みやすいだろうということで、提案されているものなのです。
 
なぜ、ドリカムQが日本人に馴染みやすいのか?その理由は、日本が仏教文化であるから。
 
ドリカムQの提案者である、若島孔文氏と長谷川啓三氏は、ミラクルクエスチョンの「奇跡」という言葉はキリスト教文化にフィットした言葉であり、仏教文化にはフィットしないと述べています。
 
たしかに、奇跡が起きた状態を問われるよりも、夢が叶った状態を問われた方が、イメージもしやすいし、答えやすいように感じます。
 
問いかけ方の例としては、

「仮にあなたの夢が正夢になった時、正夢になる兆しとはどんなことでしょうか?」

「仮にあなたの夢が叶って、問題が全て解決していったとしたら、あなたはその時どんな風にしていますか?」

というような感じ。
 

実は、前回登場したマジック・ワンド・クエスチョンの提案者、ビル・オハンロンさんも、著書『可能性療法』の中で、このドリカムQを使用しています。
 「あなたの願いがかなって、何もかもうまくいったとしたら、あなたはそのときどんな風にしていますか。」

 

 
ちなみにドリカムQもマジック・ワンド・クエスチョンと同じで、

①目標を明確にする。
②望ましい行為のイメージが鮮明に描かれる。
③うまくいくに違いないという気持ちになる。
④セラピストに、クライエントを元気づける強い関心と鮮明なイメージを与える。
『ビル・オハンロン、サンディ・ビードル / 可能性療法 効果的なブリーフ・セラピーのための51の方法』より引用。

の効果が期待できますね。

クライエントに応じて、問いかけ方を使い分けていくと良さそうですね。
 

ミラクルQのミラクルなたたみ掛け例を紹介!

ミラクルクエスチョン、タイムマシン・クエスチョン、マジック・ワンド・クエスチョンは組み合わせて使うことも可能であるということも、前回まで書いてきた通りですが、なんと!『可能性療法』の中で、オハンロンさんは、ミラクル、ドリカム、マジック・ワンドを組み合わせて使っています!
 
CL「娘のことではもうお手上げです。」
CO「奇跡が起こったと思って下さい。娘さんとの関係が一挙に良くなったと思ってみて下さい。するとあなたの生活はどんなふうになりますか。」(ミラクルQ)
 
CL「学校の方もうまくいきません。仕事もだめです。家族との関係もよくありません。八方ふさがりです。」
CO「いや、ちょっとだけお聞き下さい。あなたの願いがかなって、何もかもうまくいったとしたら、あなたはそのときどんな風にしていますか。」(ドリカムQ)
 
CL「もう一度芸術に打ち込みたいですよ。」
CO「魔法の杖が願いをかなえてくれて、芸術の女神が豊かなインスピレーションを与えてくれたとしたら、どんな芸術にとりかかりますか。」(魔法の杖)
 『ビル・オハンロン、サンディ・ビードル / 可能性療法 効果的なブリーフ・セラピーのための51の方法』より引用。

 

個人的に、これは凄いたたみ掛けやなと感心しました。クライエントの応答に対して、「悩みの解決した未来の世界に連れて行く」という意図を維持したまま、柔軟に言葉を変えていっているところも凄いなと思います。
 

おわりに

いかがでしたか?
 
今回は、日本人にフィットしやすいミラクルクエスチョンの発展型として、ドリーム・カム・トゥルー・クエスチョンをお伝えしました。
 
ミラクルクエスチョンだけでも、オリジナルと合わせて4種類の問いかけ方があるということがわかりました。さらに、問いかけの内容を少し変えることも含めると、もっとたくさんのミラクルクエスチョンが存在するということもわかりました。
 
個人的には、少々持て余し気味だったミラクルクエスチョンでしたが、これをきっかけに使う頻度を上げていきたいなと、今はワクワクした気持ちでいます。

とりあえず、ミラクルクエスチョンとその発展型については、今回で一旦終了にしようと思います。でも、また何か新しいものに出会った時は、シェアしたいと思いますので、楽しみにしていてくださいね。
 

引用・参考文献はこちら!

まずは、前回も紹介した、ビル・オハンロン、サンディ・ビードル著『可能性療法 効果的なブリーフ・セラピーのための51の方法』。

ロジャーズを学び、さらにステップアップを図りたい人、SFAをはじめとするブリーフ・セラピーにおける引き出しを増やしたい人にオススメな内容です。

マジック・ワンド・クエスチョンはもちろん、オハンロンさんが実践で使ってきた効果的な問いかけや応答がたくさん載ってあります。

 


つづいては、日本のブリーフセラピーの第一人者、若島孔文氏と長谷川啓三氏による『よくわかる!短期療法ガイドブック』。最近、改訂版が出たそうです。

日本人によるブリーフセラピーの解説本なので、事例ももちろん日本人相手のカウンセリングが載ってあります。

例外探しの問いかけと、スケーリング・クエスチョンの使い方にも、おおいに参考になるのではないかと思いますので、ぜひ、手にとって読んでみてくださいね!

 

あわせてどうぞ〜!

 

www.kokoronokawamuki.com